2026年7月19日、コロラド・ロッキーズは本拠地でシンシナティ・レッズに6対9で敗れた。ロッキーズの捕手ハンター・グッドマンはこの試合で自己最多の3本塁打を放ったが、レッズ打線の反撃を止められず、チームは黒星を喫した。
昨日行われた全試合に出場した選手の本塁打数平均はわずか0.15本——つまり大半の選手はこの日、本塁打をゼロで終えている計算になる。そんな中でグッドマンは3本塁打を放った。この差はz値にして6.53、日々の全出場選手を母集団とした場合、これほどの外れ値は決まった周期で起きるものではなく、シーズンを通じても数えるほどしか発生しない領域に入る。1試合3本塁打自体がリーグ全体で見ても稀な出来事であり、それを本職捕手が、しかも自軍が敗れた試合でやってのけたという点で、さらに珍しい記録となった。
今回の3本塁打について、打球速度や打球角度の個別データは記録されていないため、それぞれの打球がどのように柵越えしたのかを断定するのは慎重であるべきだ。ただしグッドマンの今季の状態は分かっている。彼はこの試合を迎える時点で92試合30本塁打、長打率.561という数字を残しており、単打を積み重ねるタイプではなく、当たれば長打になる打者として結果を出し続けてきた。加えてこの試合はロッキーズの本拠地デンバーでの一戦だった。標高の高いクアーズ・フィールドは、よく捉えた飛球が持ち運ばれて外野の頭を越えやすい球場として長年知られている。この球場特性は、1試合で3本のスイングが柵を越えた理由の一部を説明する材料にはなるが、あくまで一因であり全てではない。
今回の3本塁打について、打球速度や打球角度の個別データは記録されていないため、それぞれの打球がどのように柵越えしたのかを断定するのは慎重であるべきだ。ただしグッドマンの今季の状態は分かっている。彼はこの試合を迎える時点で92試合30本塁打、長打率.561という数字を残しており、単打を積み重ねるタイプではなく、当たれば長打になる打者として結果を出し続けてきた。加えてこの試合はロッキーズの本拠地デンバーでの一戦だった。標高の高いクアーズ・フィールドは、よく捉えた飛球が持ち運ばれて外野の頭を越えやすい球場として長年知られている。この球場特性は、1試合で3本のスイングが柵を越えた理由の一部を説明する材料にはなるが、あくまで一因であり全てではない。
視野を広げると、今回の本塁打量産はグッドマンの今季全体の傾向とも一致する。2026年シーズンに入る前のキャリア通算成績は329試合で75本塁打、おおよそ4.4試合に1本というペースだった。それが今季はここまで92試合で30本塁打、およそ3試合に1本というハイペースに乗っており、自身のキャリア平均を明確に上回っている。1試合3本塁打という極端な結果は突然変異的に生まれたわけではなく、すでに自己の水準を超えて長打を量産していた打者の、その延長線上にある最大値だと捉えるべきだろう。
本当に注目すべきはこの先だ。今回の3本塁打が、グッドマンのパワーが新たな水準に移行したサインなのか、それとも一晩限りで反動が来るタイプの跳ね上がりなのかを見極める必要がある。次の5〜10試合で、バレル(強い打球)の発生率と、長打率が.560台を維持できるかどうかを注視したい。もしパワーが鳴りを潜め、キャリア平均の.251(打率)寄りに落ち込んでいくようなら、昨夜の3本塁打はまさにz値6.53が示す通り、二度と同じ形では再現されない一夜だったということになる。
ロッキーズは試合に敗れた。この先、グッドマンというバッターの評価軸が変わるかどうかこそ、追いかける価値のある問いだ。