2026年8月31日、シカゴ・カブスは本拠地リグレーフィールドでミルウォーキー・ブリュワーズを17対3で下した。カブスの三塁手アレックス・ブレグマンはこの日1人で3本塁打を放ち、大勝をさらに一方的な展開に変えた。
8月31日にフィールドに立った全選手を見渡すと、1人あたりの平均本塁打数はわずか0.14本。つまりその日、ほとんどの打者は本塁打ゼロで、1本打てば上出来という水準だった。そんな中でブレグマンは3本。この差はその日の全選手データに対してzスコア6.86という数値になる。統計学では通常zスコア4でも「シーズンに数回あるかないか」の異常値とされるが、6.86はその基準をはるかに超えており、同じ日にプレーした他の全選手と比べれば数シーズンに一度どころか、記録として語り継がれるレベルの逸脱と言っていい。
残念ながら公式記録には3本それぞれの打球速度や角度のデータは残っておらず、この試合の本塁打1本ごとのStatcastデータは追跡されていないため、細かいメカニズムまでは分からない。ただ分かっているのは、ブレグマンが今シーズン61.8%という高いハードヒット率を記録していること。これは彼のコンタクトの半分以上が、長打になりやすい強い打球だったことを意味する。17対3という大差の試合では、ブリュワーズの投手陣、特に終盤に登板したリリーフ陣が苦しい投球を強いられ、ミスの許容範囲が狭まっていった可能性が高い。ブレグマンはその隙を3度とも見逃さなかった。
残念ながら公式記録には3本それぞれの打球速度や角度のデータは残っておらず、この試合の本塁打1本ごとのStatcastデータは追跡されていないため、細かいメカニズムまでは分からない。ただ分かっているのは、ブレグマンが今シーズン61.8%という高いハードヒット率を記録していること。これは彼のコンタクトの半分以上が、長打になりやすい強い打球だったことを意味する。17対3という大差の試合では、ブリュワーズの投手陣、特に終盤に登板したリリーフ陣が苦しい投球を強いられ、ミスの許容範囲が狭まっていった可能性が高い。ブレグマンはその隙を3度とも見逃さなかった。
とはいえ、これはブレグマンが今季絶好調というストーリーではない。この試合を迎えた時点で打率.258、OPS.785、135試合で23本塁打。32歳、メジャー11年目の三塁手としては堅実だが特に突出してはいない数字だ。2016年デビュー以来、通算1360試合で本塁打232本、打率.271というキャリアも、パワーヒッターというよりは安定型の三塁手という印象を裏付ける。今回の希少性はホットストリークの産物ではなく、どんな打者であっても、ある1日にメジャーの投手陣を相手にこれをやってのけることがいかに稀か、という点にある。
注目すべきは、ブレグマンがこの偉業を繰り返すかどうかではない——それはまずないだろう。むしろ見るべきは、この1試合がシーズンの本塁打数に意味のある上乗せをもたらすかどうかだ。今後2週間の本塁打ペースを追ってほしい。1試合3本は、それだけでシーズン本塁打数を13%押し上げる数字であり、9月末までにさらに3〜4本を積み増せば、この日は単なる大勝ゲームでの一過性の出来事ではなく、シーズン後半の転換点として記憶されることになる。
1試合3本塁打は、キャリアを通じて一度も経験しない選手がほとんどというレベルの出来事だ。ブレグマンはそれを17対3の大勝の中でやってのけた——記憶には残りやすく、再現は難しい一夜だった。